「伝える力」の磨き方セミナーに参加して絶対実践したくなったこと
こんにちは。 プレゼン力を鍛えるために、昨日2015/12/19(土)に開催された、日本マイクロソフト株式会社執行役員西脇資哲さん講師のスーパープレゼンセミナーに参加してきました。 セミナーの概要はこちらをご覧ください。
参加したきっかけ
セミナーの存在を知ったのは後輩のぎょりに誘われたからなのですが、
- かの有名な西脇さんのお話を聞いてみたい
- テーマが「伝える力」だったので外でのプレゼンだけでなく、提案含め伝えるヒントが得られる気がする
- 誰よりもプレゼンが上手になりたい
という理由から、なけなしの5,000円を投資することを決意しました。
絶対実践しようと思う2つのこと
セミナーは14:00~16:10と長丁場でしたが、( ゚д゚)ハッ!とすることの連続であっという間の時間。
「プレゼンの目的を見せること、話すことになるからスライドを一生懸命作ろうとしてしまう。」 「プレゼンの最終目的は相手を動かすこと。相手が動かなかったらやった意味が一つもない。」 「誰をどう動かすかをまず決めてからプレゼンの内容を決める。」
結果当たり前のことかもしれない。 しかし、その視点で私自信これまで考えて話してきただろうか、いや、自信がない。 セミナーではそのいくつもの伝える方法やテクニックをお話いただきましたが、その中でも私が絶対実践しようと思う2つのことを書いていきます。
1.全体の30%で合意形成をとる
割り当てられている時間のうち本題は70%の内容で留めます。 前半の30%はがっつり合意形成をとる時間に充てます。 合意形成とは「課題提起とその回答」と西脇さんはおっしゃっていました。 課題提起とその回答を伝える方法として、すべての「なぜ」を最初に投げかけます。
- なぜこの話をするのか
- なぜこの話が重要なのか
- なぜ私(プレゼンター)はここにいるのか
- なぜあなた(視聴者)はここにいるのか
この「なぜ」とその回答を最初にじっくり伝えることで、視聴者はこの場にいることが、これから話を聞くことが腑に落ちるためほとんどの人が逃げないといいます。 逃げるとは、途中退席をする、寝る、内職をするといった話を聞かない姿勢になってしまうことです。
本セミナーの前半でも西脇さんはたしかに合意形成の時間をたっぷりとっていたので、私は腑に落ちた上ですべての言葉を受け止め受講できました。 この合意形成の時間はプレゼンだけでなく様々な場面で使えるのではないでしょうか。
- 商談のはじめ
- 社内会議のはじめ
- 勉強会の招集時
- このブログにも同じようなことが書いてあります
- Takuro Hishikawa :: IT勉強会の内輪ノリは是か非か
- 勉強会全体の挨拶
社内会議では、目的を決めずにダラダラしてしまう傾向があるのではという議論もありました。 勉強会でも参加者が不満を抱えてしまうのはなぜかという話題が増えました。 プレゼンだけでなくこのような場を含め、まずは意識してやってみようと考えています。
2.視点誘導をする
スライドを映して話していたとしても視聴者は話している内容を見てないことが多いといいます。 視聴者の人数が多い場面で1枚のスライドに多くの情報を載せると、好き勝手に思い思いの情報を見ているようです。 今話している内容の情報を伝えるために最近ではレーザーポインタを使うケースも増えていますが、そうするとレーザーポインタの性能に気が取られてしまうとか。
それであれば、そのままわかりやすくいきましょう。 「スライドの右上にある円グラフをご覧ください」 話している場所を言葉で読み上げます。 プレゼンの会場が小さければ、動いて体で示しにいってもよいかと思います。 そうすることで全員が同じ情報を見て、その上で言葉で伝わるという状況が成り立ちます。
やはりこの視点誘導についてもプレゼンだけでなく使えるのではないでしょうか。 私の中で早速使えると思ったのは会社案内です。 私は仕事で営業をやっているので初回訪問の際には会社案内は必須です。 会社案内用のパンプレットを持ってほぼテンプレの会社案内をしますが、話している内容と全く違うパンフレットを見ているお客さんは時々いらっしゃいます。 (大きな声で言うと怒られそうですが)ちゃんと話ししている資料見ておけよ、とイラッとしてしまいます☆ しかし、視点誘導手法を使えば変わる気がする! もはや大げさでもいいと思うので、パンフレットを開きながら「ここです!パンフレットの最後のページの右下にある沿革をまずはご覧ください!」と。 「そう、2007年が我々の転機でした。上から3行目の、そうその2007年です」 もう、忘れられない会社案内ができそうな気がしてきましたね。
最後に
本セミナーに参加してみたことで、すぐにでもプレゼンをやりたくなる衝動に駆られてしまったのははじめてです。 西脇さんはじめ、主催のMovable Typeのユーザコミュニティの皆さま、本当にありがとうございました。 西脇さんのプレゼンテクニックは書籍でも多く紹介されていますのでセミナーに参加しなくても知識として蓄えることはできると思います。 ただ、セミナーに参加することで具体的に自分の中で次のアクションに繋げようと感じられたので、参加して最高によかったです。 上述しました2つのことをやってみます。