どんまいこのネタ帳

花嫁修業だけでなくテックな修行のためアウトプットしていこうかと。ネットワーク/アプリ/サービスとりあえずなんでも

Cloud Automatorを語る前にCloudworksを思い出してほしい

こんにちは。どんまいこです。

久しぶりにブログ開いたなーと思ったら目標設定していたのを年末になって思い出してしまいました。体重もゴルフのスコアも進捗だめです。

さて、Cloud Automator Advent Calendar 2017 に参加しましたので12/20分のエントリとして投稿します!

Cloud Automatorとはサーバーワークスがサービス提供しているAWSの運⽤を自動化するサービスです。

Cloud Automatorが生まれる前のサービス

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ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、Cloud Automatorが生まれる前はサーバーワークスでは「Cloudworks」というサービスを提供していました。

CloudworksのTwitterを見つけたところリリースされたのは2010/3/24

私が入社する1週間前ということでほぼ同期的な存在です。

そんな彼を改めて紹介させていただき、今後のCloud Automatorにご期待いただければなと思い筆をとりました。

Cloudworksのコンセプト

CloudworksのコンセプトはCloud Automatorとは異なり「日本語で利用できる唯一のEC2管理コンソールサービス」

当時のAWSのManagement Consoleは日本語のUIがなく、エンジニアというより特に情報システム部門の方向けには少しハードルが高いと思われがちでした。

そこで、Cloudworksを使うことで日本語でAWSを利用できる、さらにAWSの標準では利用できなかったタグ付け(しかも日本語)、インスタンス名(しかも日本語!)ができるといった安心を提供するサービスでした。

代表が紹介する資料を発見。日本語推しです。

www.slideshare.net

実際、入社当時の私もCloudworksを使うことでビビらずAWSを触れていた印象が残っています。

AWSの進化が早すぎた

AWSは2017年だけでも1,000回リリースしているほど、ほんとに進化が早い。

Cloudworksのコンセプトそのままでは難しくなってきました。

リソースのタグ付けは2010/9にリリース

aws.amazon.com

Management Consoleの日本語化は2015/4にリリース

aws.typepad.com

さよならは突然に

2014/7にコンセプトを改めて新しくCloud Automatorがリリースされました。

そして、、、Cloudworksは2015/4にひっそりと5年間の生涯を終えました。

Cloudworksのノウハウも持っているCloud Automator

5年サービスを提供していく中でCloudworksでより使われる機能は何か、どういったユーザーの声があるかといったノウハウがあります。

CloudworksではやはりEC2の起動停止、スナップショットの定期取得が使われる頻度が高く、この機能をさらに使いやすく使える形で裏側の仕組みも見直しCloud Automatorに取り込みました。

Cloud AutomatorはCloudworksを活かして生まれ変わっています。

これからのCloud Automator

Lambdaが出たり、Auto Scalingでスケジューリングができたり、AWSの進化は一層続いていくと思います。

ただ、やはりAWSはパーツの提供をしてくれるのであって、ユーザー自身でより使いやすく運用しやすくパーツを組み合わせる必要があります。

そのパーツを上手く組み合わせて、最適に運用を自動化できる仕組みを提供しているのがCloud Autmatorの役割ではないかと考えています。

最適にというポイントにおいては、サーバーワークスのノウハウがメインとなりますが、さらにユーザーの声とかけあわせることで最適な仕組みにつながっていきます。

ですので、みなさまぜひフィードバックしてもらえるとそれはとってもうれしいなって。

Cloud Automatorサポートページ

そして未来のCloud Automatorについてはロードマップを展開していますのでぜひウォッチしてくださいませ。

AWS運用自動化サービス「Cloud Automator」|開発ロードマップ

以上、私のCloudworksに対する愛情についてでした。